 |
|
|
|
      |
|
|
 |
 |


第14回:「知能化」
食肉店の店頭などでは、目方と同時にその料金まで表示するはかりが一般的になった。以前は、注文の目方よりわずかに多くをはかりに載せて、超過分はおまけしてくれることがむしろ当たり前だった。店の方では、注文より少なくするわけにはいかないので、おまけもばかにならない。金額も出る電子はかりは、店に歓迎されて急速に普及したのであろう。
小売業界では、店頭ではなくて舞台裏でも新しいインテリジェント化したはかりが活躍している。例えばイカのゲソ。大小三個をとりまぜてパックし、どのパックも同じ値段にしたものがよくある。このパック作業で使われているのである。大きい物は小さいものと組み合わせて、どのパックでもできるだけ同じ重さにする必要がある。これを人手でするのは非常に面倒な作業である。
そこで、十数個の計量皿を持ったコンピュータはかりの登場となる。各皿に一個ずつ商品を載せると、あらかじめ設定された目方にできるだけ近くなるような組み合わせを選び出し、トレーに落としてくれる。
袋入りのポテトチップもそうだ。一度に規定量を量って袋詰めをするのは難しい。規定量の例えば四分の一をおおまかに量っておいて、規定量に近くなるような組み合わせ四個を選んで一パックにしてくれる。
| 1998年(平成10年)2月9日 月曜日 朝日新聞夕刊 掲載 |
|
 |
|

(c)Copyright 2004 UNIPULSE
Corp. All rights reserved. 
 |
|