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コラム
重さを量る

第22回:ゴミ減らし
 ゴミが大きな問題になっている。ドイツでは世界に先駆けて、商品の包装も売り手に引き取ることが義務づけられた。日本でも国際標準化機構の環境規格が導入され、各企業とも環境問題に真剣に立ち向かわなければならない。この中で、16年前に開発された衝撃試験装置が脚光を浴びるようになった。

 テレビやコンピュータなど衝撃で壊れやすいものを運送する時には、これまでなら厚い発泡スチロールでしっかりと包めばよかった。商品本体よりも大きいこともよくある発泡スチロールは、最近では嫌われるようになった。

 より少ない材料で、落下の衝撃などを効果的に吸収できるものが求められている。たとえば、段ボールを筒形や箱形にして、切り欠きで折り曲げて強度を持たせたものを外箱と製品の間に詰めることなどが行われている。

 これらが設計通り働いて、商品をきちんと保護してくれるかどうかを確かめるのが衝撃試験装置である。この装置は強い衝撃力を短時間かけることも、弱い力を長時間かけることも自在にできる。それによって、落下だけでなく、ものにぶつかるといった状況をシミュレートできる。外箱に加わるさまざまな衝撃力がうまく緩和されて、商品にかかる力は基準内であることを確かめるのである。

1998年(平成10年)3月2日 月曜日 朝日新聞夕刊 掲載

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