UNIPULSE
| UNIPULSE TOP | プライバシーポリシー | SITE MAP |
お問い合せ
ユニパルス会社紹介製品情報投資家の皆様へコラムニュース求人案内
UNIPULSE TOPコラム 「重さを量る」 > 水につける
コラム
重さを量る

第25回:水につける
 肥満は見かけよりも体脂肪率が大事だということになり、人体の電気抵抗から脂肪率を推定する簡便な装置が普及している。日本体育大学ではもっと正確に量る試みが行われている。

 人を裸にして金属のオリに入れて、重量計が付いたクレーンのようなものでつり下げる。空中で重さを読みとってから、そのまま水槽にドボンとつける。中の人には息を思い切り吐いてもらって、首だけ水面上にだしておいて、そのときの重さを量る。両者の値からオリの影響を差し引いてその人の比重を出す。さらに年齢、身長、性別、さらにはノギスで測った皮下脂肪の厚さなどで補正して、体脂肪率を求めているのだ。

 こんな方法を企業や学校の健康診断に取り入れるわけにはいかないが、同じ方法がジャガイモの取引では現に使われている。ジャガイモは大きさや重さよりも、どれだけでんぷんが含まれているかが重要で、生産者が出荷する時の値段はでんぷん量で決まる。そこで、かごに入れて重さを空中と水中とで量り、比重を出す。その比重の範囲によって三段階に分けられた定数をかけて、でんぷんの量としている。

 ジャガイモに限らず、農産物では形や大きさだけでは決まらない品質がある。それをすばやく、できるだけ簡単に量る方法が求められる時代になってきた。

1998年(平成10年)3月11日 水曜日 朝日新聞夕刊 掲載

(c)Copyright 2004 UNIPULSE Corp. All rights reserved.ユニパルス株式会社