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第27回:ごみ回収
東京都が事業所のごみ回収を有料にした。問題はいろいろあるようだが、その一つは、多くのテナントが入っている共同ビルで、費用負担をどうするかだ。ほとんどが共益費として均等割りにしているようだ。しかし、出す量がテナントによって大きく異なる場合もあり、不公平だという議論が起きている。
これを解決するには、各テナントごとのごみの分量を量ればよい。毎回人手をかけて量るのはたいへんなので、自動的にやってのける装置が開発されている。ごみ箱の容量は750リットルある。回収装置は2本のアームでごみ箱を持ち上げ、投入口の上で回転してごみ箱を逆さにする。アームには重量計がついていて、ごみ投入前後の重さを量ってごみの量を記録する。
ごみ箱にはどの事業者のものかを示す電子タグがついていて、事業所ごとの積算量がわかる。この装置は値段が比較的高いので、テナントの数が多い空港などで活躍している。
出した量に応じて費用がかかるなら、ゴミ減らしの意識もたかまる。また、国際標準化機構の環境規格ISO14000を取得している事業所では、ごみを非常にきめ細かく分類している。両者を組み合わせることによって、リサイクル率も高まり、ごみに関する社会的コストもずいぶん低くなるだろう。
| 1998年(平成10年)3月16日 月曜日 朝日新聞夕刊 掲載 |
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